ラクをしないと成果は出ないラクをしないと成果は出ない/
日垣 隆

大和書房 2008-05-23
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第1章 基本編
1  ラクをして成果を上げるのが基本中の基本
2  ゴールを必ずイメージしてから仕事に取りかかる
3  自分にできないことをしている人を、素朴に尊敬する
4  お金で自分の時間は買えない。他人の時間なら買える
5  「ぜひ続編を」に即対応できるよう、素材は使い切らない
6  外部の人に自分の仕事のおもしろさが伝わらなければ、それはつまらない証拠
7  よくわからなかったら現場に行って考える
8  気になったら、まず買う
9  自分に対する相手の優先順位を上げてもらうことが仕事の基本
10 全体像と個別の処方箋を混同しない

第2章 インプット編
11 「つまらない」と思ったら、できるだけ早く撤退する
12 情報収集にのめりこまない。情報とは「出合う」ものだからである
13 立ち読みは書店でなく家の中でする
14 若いうちはテーマなしで一日一冊、四〇代は一日で五冊
15 興味がわいたことは講演やセミナーに出て、全体像と情報源を一気に押さえる
16 書棚一本の本がたまったら、新しい分野を開拓できる
17 ブログを世界中の井戸端会議における、「立ち聞き」として活用する
18 ウソには必ず理由や背景がある。それを探るとインプットが効率的になる
19 発行部数数千部のメルマガや専門誌や白書類にたくさん目を通す
20 図書館に行けば行くほど「無駄遣い」になる

第3章 ネットワーク編
21 いざという集まりには万難を排して参加する
22 アイデアは他人の頭で揉んでもらう
23 メールの未処理は「なし」の状態にして帰宅する
24 会いたい人にはできるだけ向こうから望んで会ってもらうように仕向ける
25 お願いした場合は「いつでも」と言う
26 予測がつかなかったら、親しい友人と賭けをする
27 人から薦められたものは、無理をしてでも即日取り入れる
28 期待値を下げる
29 自分の実力をマッピングしておく。身の丈を知ったうえで見栄を張る
30 先輩の一言アドバイスには、とにかくまず従ってみる

第4章 撃退編
31 締切日に納品しても、返信がないような会社とは仕事をしない
32 依頼には即決で答える
33 愉しめない喧嘩は避ける
34 自爆しない
35 NGな人には説明しない。NGな人とはモメない
36 クレームは、成長に不可欠なもの(一割)と、無駄(九割)に分かれる
37 できるだけ葬式には行かない努力を
38 三日かかることは一日でやる
39 「苦手なこと」は人の手を借りて解決する
40 NG上司に煩わされない

第5章 独立編
41 本当に「良いもの」は自分で売ってみる
42 出された問題はすべてその場で解決の方向と、「いつまでに」を明確にする
43 今の仕事を30年後にもやっているかを自問。もしNOなら続かない
44 自分の仕事が黒字になっていなかったら、絶対に会社を辞めない
45 商売道具への投資はケチらない
46 最初から必ず黒字にする
47 「この社と切れたら自分がアウト」という取引先は作らない
48 「やりたいこと」を周囲に話しておく
49 「好き」を安さの言い訳にしない
50 独自の販売回路をもち、その売り上げは五年で二倍が最低ライン

第6章 継続編
51 好きな仕事を増やすために、好きではない仕事を毎年二割ずつ削除する
52 「なるほど」と思ったことは、二四時間以内に「やる」メドをつける
53 過去を振り返らない
54 「何をしないか」を明確にしてゆく
55 常に確率を意識する
56 一発屋でなく、人気(売り上げ)×継続の面積を広げていく
57 貯金しなくても良いようなキャッシュフローを、常態化する
58 問題を見つけたら、必ず即日解決の糸口を見つけておく
59 継続させる小さな工夫を
60 自由に生きるために健康を維持する

第7章 組織編
61 今いるメンバーを前提にする。「上手くいかない」のを彼らのせいにしない
62 会議や集会は、参加者全員が「待ち遠しい」仕掛けをつくる
63 自分の「忘れグセ」を前提に、「忘れても、できる」仕組みをつくる
64 共有する言葉の定義を明確にしないと、誤解が量産される
65 コーチはするものではなく、優秀なコーチに短期間「つく」のが近道
66 どれくらい時間がかかるかは先に訊く。ギャラも先に決めておく
67 インセンティブを高める工夫だけで、成果が上がる場合は予想外に多い
68 毎日仕事が終わったら、机の上と周辺を完全にリセットする
69 「約束の優先順位」を見直すクセをもつ
70 休暇中も仕事をしたほうが、のんびりできる

第8章 時間編
71 会議は一企画につき二度だけで終える
72 決裁は火曜日の午前一〇時半から、と決めておく
73 探し物は一ヵ月で合計一時間以内に
74 人を待たせない。待たされても怒らない
75 「遅刻してしまった!」を先にイメージする
76 よほどゆとりがない限り、正義に多大なエネルギーを注がない
77 レファ本の常備は時間を節約する
78 出欠を迷うイベントには行かない
79 一万円札と名刺は三ヵ所に入れておく
80 もう腕時計をしない

第9章 アウトプット編
81 ノウハウはどんどん公開する
82 「好き」をお金にしてゆく
83 「本格的に勉強したい」分野の仕事を引き受ける
84 アウトプットしないものはインプットしない
85 数値目標とその根拠を明白にもつ
86 同じネタで何度も稼がないように自戒する
87 「新鮮でおもしろいこと」は三〇秒で説明する
88 毎晩アルコールが欠かせない人は伸びない
89 相手を飽きさせず一時間話せたらお金になる
90 「必要でないこと」は極力やらない

第10章 生活技術編
91 死以外の悲劇は、一〇年後に必ず人生の肥やしになる
92 子どもができたら、「仕事で二〇年後にブレイクする」準備を始める
93 昨日と違う今日、今月と違う来月、来年と違う再来年にする
94 加齢とともに遊び時間を増やしてゆく
95 最悪の事態を想定し、その兆候が出たら動く
96 よほど親しい人以外にはプレゼントをしない
97 ドタキャンは月に一度だけ、と決めておく
98 旅行用の持ち物リストをつくっておく
99 子ども部屋より書斎を優先するのが、家族のためになる
100 大切な人は命がけで守る

おわりに


ページ数にして200ページを越えるが、想像以上に読みやすい。そしてどこから読んでも構わないというのもGood。そして1項目あたり2ページだからか、さらっと読了してしまった。


1  ラクをして成果を上げるのが基本中の基本

どうラクをするか。そこを履き違えたら大変な項目ではあるが、正しく理解できれば今後活かせる場面は多い。
松本人志の言葉を借りるならば、
「最大限のキャパで、最大限の客を、最小限の出演者と、最小限の言葉で、笑わせることを常に考えている。」
これこそ、いかにラクをしていかに成果を得るかを言語化したものだと思う。

8  気になったら、まず買う

おお、いきなり1つ実践している自分に感激。

27 人から薦められたものは、無理をしてでも即日取り入れる

たいていの場合で好奇心が勝るのでこれは自然にできている気がする。
ただ「即取り入れて、即辞める」というパターンも非常に多くなるのがジレンマではあるが、1と2、0と1では同じ1しか違わないが、経験という観点でみたら、この0が1になるという事こそ重要。とりあえずやってみよう。だ。

29 自分の実力をマッピングしておく。身の丈を知ったうえで見栄を張る

忍者ハッタリ君とは自分の事で、たまに勇み足チックな見栄を張ってしまう時もあるが、基本カバーできる範囲内でなんとか今までやってきている。見栄は時に強い武器になる。
自分を過大評価するのも良くないが、過小評価はもっと良くない事は人生の教訓でもあるし、適度なレバレッジが人生には必要だ。

30 先輩の一言アドバイスには、とにかくまず従ってみる

先輩の言うことがナンボのもんじゃい!って思ってた時期もあった。
自分の人生、自分の考えだけで生きていく。
それはそれでいいかもしれないが、時に大きなロスタイムになることがある。
目の前のボタンを押せば壁が開いてゴールまでの近道が出現する。
この時の『目の前のボタンを押す』っていうのが先輩のアドバイスだとしよう。
聞かなくても、ゴールはできるが、聞いてるとラクにゴールできる事がある。
しなくても良い苦労を回避出来るかも知れない。
そういう意味でも自分は先輩(に限らずだが)のアドバイス、助言的なもの全てニュートラルに受け入れるよう心がけている。

45 商売道具への投資はケチらない

自分はプログラマーという職業だが、決まり切ったコーディングは存在しない。
十人十色、千差万別なのが現場の現実。
だから会社に入り立ての時期に書籍を買って勉強をした。しかも5,6冊は買っている。レファ本からコーディング教本など色々。この類の本はどれも単価が高い。給料は少なかったがそれでも自腹を切って読んだ。それは、その先自分の仕事を助けてくれるからであり、今後の振り幅を大きくしてくれるからだと信じて投資していたから。
経費で落ちたかもしれないが、自腹を切るのと比べると絶対的に「吸収率」が下がる。これは社会人ROOKIESに実践してもらいたい項目。「先んずれば人を制す」だ。

53 過去を振り返らない

あの時はあれもできてこれもできて。
過去の自分に今の自分を当てはめてはいけない。
Windowsの復元ポイントじゃないんだから。戻った所で今以上は無い。
復元ポイントもなかなかいい結果を与えてくれないけど…。
過去の積み重ねの結果が常に今だからこそ、今起こっている疑問や問題は今の自分自身に問いかけるのがベスト。


84 アウトプットしないものはインプットしない

この本の感想を書いているのもこの項目を読んだから。
ノウハウを共有し続けて全体の意識レベルが向上すると、仕事も遊びもよりやりやすく楽しくラクになる。的な事を書いてあった。なるほど。

93 昨日と違う今日、今月と違う来月、来年と違う再来年にする

KREVAもたしかこんな事言ってたっけ?
Have a nice day.
制服 脱ぎ捨てた16のアタシに
負けたくはないから。
昨日の自分にも負けたくない。
ましてや去年の自分に負けるなど考えられない。
くらいの気持ちで。って解釈した。


99 子ども部屋より書斎を優先するのが、家族のためになる

親の尊厳、子が持つ尊敬。
今の時代に足りないものの1つだと感じた。
「愛≠甘やかし」だ。そんな愛はまやかしだ。
よし、子供生まれたら書斎を作ろう。がっちり金掛けて。
それで子供から見て羨ましがられる親を目指そう。そうしよう。


100 大切な人は命がけで守る

頑張ります。(謙虚さが大事)


で、これを読めばラクして成果得られるのか。って?

そんなはずがない。読んだだけでその通りになるなら、苦労しない。
ラクするためにが全面にPUSHされていると誤解しがちだが、ラクするためにある種の苦労をする必要がある。
それは、何かを習慣化するだとか、あの失敗を防ぐためにこの準備をしておくだとか、多種多様なパターンがある。
でも、自分はこの100項目を読んで100項目以上のリターンがあった。
それは、どの項目にも応用が利き、組み合わせ次第でどの状況にも対応しうるからだ。
それゆえに、これを単なる自己啓発本で終わらすのではなく、状況に合わせて組み合わせることのできる『サンプリング本』とすれば、「ラクに成果」に1歩ずつ近づくはず。

101 案ずるよりマネするが易し

いい物はパクろう。どんどん真似しよう。
そこから自分なりのオリジナリティ出せればさらにGood。
技術、言葉、性格、考え、態度、…
この世の中には平気で盗んでいいものがごまんとあるんだから。