日本の「週刊TVガイド」の本家にあたるアメリカの「TVガイド」が2013年に認定した


「史上最も予想外だった結末のドラマ」は、1960年代に放映された Twilight Zone の


シリーズ中の一編の To Serve Man という作品だそうです。 (はい、英語版のウィキペディア


からの引用です)


物語のあらすじは(以下ネタバレあり)、ある宇宙人たちが地球にやって来て、


「私たちは地球のみなさんに奉仕するために来ました」と国連で演説し、実際に世界各地で


彼らの高度な技術を駆使して人類に有益な事業を展開する。懐疑的だった人々も


やがて彼らを受け入れるようになる。そして彼らの母国の楽園のような星に人類を順次送る


ことになる。


そのころ、彼らが国連に置き忘れた彼らの本の言語を解読しようとしていた主人公が、


その本の題名が To Serve Man であることを突き止める。主人公はさらに本の内容を


解読しようと努力する。そして主人公の上司が宇宙船に乗り込むとき、現れた主人公


が「あれは料理の本です!」と言う。上司はあわてて逃げようとするが、宇宙人に


止められ、宇宙に運ばれてしまう。 (end)


http://en.wikipedia.org/wiki/To_Serve_Man_(The_Twilight_Zone)


 このオチのどこが面白いのか、と思ったあなたはとても正常な人です。


これは英語の同音異義語を利用したダジャレに近いようなオチです。


To Serve Man は「人への奉仕の仕方」という意味以外に、文脈によっては


「人の調理の仕方」という意味にもなります。


料理の本の題名が To Serve Man なら、それは「人の調理法」という意味になるわけ


です‥


たぶん、この作品は日本では放送されなかっただろうと思います。


このオチの意味を、そのまま日本語のセリフに翻訳することは不可能ですから。


どんなことでも必ず翻訳できる、というわけではないのです‥


 また、ウィキペディアにも指摘されているとおり、宇宙人の言語の serve に当たる


語に、英語と全く同じような意味を持つ複数の同音異義語がないと、この物語は


成立しません。


宇宙人の言語がそうなっている可能性は限りなくゼロに近いでしょう。